外壁塗装業者のタイプについて

最終更新日:2024.02.22

いざ、外壁塗装を依頼しようと思った時、どこへ依頼するのが良いか迷う方が多いと思います。
家を建てたハウスメーカー、リフォーム会社、外壁塗装専門会社など、選択肢は様々です。
それぞれの特徴、メリット・デメリットについてご説明します。

外壁塗装を行う業者は様々。何を重視するかで選びましょう!

◎大手ハウスメーカー

<メリット>

  • 大手の安心感。
  • 保証が充実している。

<デメリット>

  • 施工までに中間マージンが発生するため、価格が割高になりやすい。
  • 施工するのは下請け業者である。

新築・購入時から定期点検などを行っている場合、多少割高であっても、家のことをよくわかっていて信頼できるハウスメーカーに依頼するのも良いでしょう。特に、こだわって設計した家であれば、まずは施工したハウスメーカーに相談するのをおすすめします。

◎地域密着の工務店

<メリット>

  • 大手メーカーよりも融通がきくことがある。

<デメリット>

  • 施工するのは下請け業者であることが多い。
  • 品質・保証にばらつきがある。

外壁塗装を専門にしている会社ではないため、施工は下請け業者に依頼していることが多いでしょう。そのため品質や保証内容がまちまちになりやすく、業者ごとに長所・短所を見極めなければいけません。
ただ、塗料の指定や仕上がりの要望など、大手メーカーよりも柔軟に対応してくれることがあります。

◎リフォーム会社

<メリット>

  • 外壁塗装以外のリフォームもまとめて依頼できる。

<デメリット>

  • 施工するのは下請け業者の場合もある。
  • 会社によって外壁塗装が得意/不得意の差がある。

リフォーム業者は、業者ごとに得意としていることが違います。
外壁塗装の知識や経験が豊富な職人を自社スタッフとして雇用しているなど、外壁塗装を得意としている会社はおすすめです。水回りや外溝工事など、外壁塗装以外のリフォーム工事をまとめて考えている時は、リフォーム会社に相談してみると良いでしょう。

◎ホームセンター・家電量販店

<メリット>

  • 大手の安心感。
  • 外壁塗装以外のリフォームもまとめて依頼しやすい。

<デメリット>

  • 施工までに中間マージンが発生するため、価格が割高になりやすい。
  • 施工するのは下請け業者である。

大手家電量販店やホームセンターでもリフォームサービスを行うところがあります。大手ハウスメーカーと同じように安心感はありますが、施工は下請け業者が行いますので自分で選ぶことはできません。窓口〜下請けまで中間マージンが発生するので、価格も割高になりやすいと言えます。
リフォーム会社と同じく、他のリフォームをまとめて依頼する際の選択肢にはなるでしょう。

◎外壁塗装専門業者

<メリット>

  • 塗装に関する知識が豊富で技術力が高い。
  • 価格が低く抑えられる。
  • 細かな注文にも対応してもらいやすい。

<デメリット>

  • 業者によってクオリティにばらつきがある。(下請けに出している業者もある)
  • 業者によって保証内容に差がある。

外壁塗装の専門業者は、専門業者だけあり、高い技術と豊富な知識が期待できます。自社スタッフで施工する場合、担当者に直接を要望を伝えやすいですし、中間マージンが発生しないので価格も比較的安く抑えられます。
ただ、外壁塗装業者も数多くありますので、仕上がりが職人の質によって左右されたり、保証内容もまちまちです。各社のホームページ等で、職人の情報や施工事例等をチェックして信頼できる会社を探しましょう。

要注意なのは「訪問販売業者」!

このように、どのタイプの業者でもメリット・デメリットがあります。まずは外壁塗装において何を重視するかを決めて、業者選びをしましょう。

ただ、どんなタイプの業者でも要注意なのは「訪問販売業者」です。

飛び込みで各家庭に訪問し、「外壁が非常に危険な状態」「今すぐ塗装をした方がよい」「屋根に上がって状態をチェックさせてほしい」「今契約すれば割引価格で施工できます」などと、不安を煽って契約を急がせる業者はトラブルが多く危険です。

中には、勝手に外壁を確認した上で見積もりを押し付け、契約を迫るなどの悪質な業者も存在します。

もし、悪質な訪問販売業者と契約してしまった場合はクーリング・オフが適用されるので、契約書を受け取ってから8日以内であれば契約破棄することができます。

独立行政法人国民生活センター:クーリングオフについて

外壁塗装工事は金額も規模も大きな工事です。
複数社に見積もりを取ったり、情報を集めるなどしてじっくりと検討しましょう。

外壁塗装業者選びのチェックポイント